カテゴリー「股関節痛のチェックポイント」の4件の記事

2009年7月 6日 (月)

身体のあり方

身体の研究サブタイトルを「躰(からだ)」について語るweb-logから「身体のあり方を考える」に変えた。

このブログを始めてもうすぐ5年になる。当然、私自身も私を取り巻く環境にもずいぶん変化があった。ある物事の、当然そうでなければならないような形や状態。物事の、正しい存在のしかた現にある存在のしかた。ありさま。ありがたち。「身体操作」についてはずいぶん研究してきたが、もうこれでいいということはない。更に一歩進んで「身体のあり方」をテーマに研究を進めようと思う。

現在、私の関心事は「治療」「身体操作」「子育て」だ。そして、これらに共通するのは「身体のあり方」である。「身体のあり方」をテーマに研究するにあたり「環境」という大きな背景がみえてきた。私は「骨盤おこしトレーニング」を紹介しているが「骨盤後傾」と「環境」の関係が重要な課題だと考えている。

「骨盤後傾」とは「骨盤立位」に対し骨盤を後に傾けた位置である。私たちはこの「環境」の変化に気づかない。70度も90度も骨盤を後傾していたら、「何か変だぞ!」と気づきそうなもの、慣れてしまえばそれが当たり前になってしまうのだろうか。病気が増える。治らない。身体が動かない(動かし方がわからない)。子供が弱くなる。自分自身の変化に対して鈍感、これが現在の「環境」なのだろう。

世の中には様々な環境問題がある。難しいことは私にはわからないが、ひとつだけ感じることがある。様々な問題の一つ一つが無関係ではなくでつながっていること。私は治療士であり親なのだ。「病気が増える。治らない。身体が動かない(動かし方がわからない)。子供が弱くなる。」といった問題解決の方向性がわからないまま、未来の子供たちにバトンタッチするわけにはいかない。「環境」は自ら変える、「骨盤後傾」は自ら変える。Kotuban Kotuban70

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2009年6月25日 (木)

腰・膝関節・股関節の症状を克服する為のチェックポイント

ご縁のあった方たちが腰や膝や股関節の「手術をした」「手術をしたけどその後もよくない」と耳にすることがある。とても残念だが私がきっかけを掴む為の環境を用意することができなかったのだと素直に受け止め、さらに修行に励むしかない。
しかし、現時点で膝関節や股関節の痛みなどで悩み、何とかしたいと思っている方も少なくない。
必ず手術が必要な疾患を除き、保存療法でも治療可能な症状は是非とも克服してほしいというのが私の願いである。

◆腰・膝関節・股関節の症状を克服する為のチェックポイント◆ (制作中

・フラット接地

☐土踏まずを踏んではいけない
☐MP関節の荷重を偏りなく
☐踵を浮かさない
☐つま先立ちにならない
☐たこやウオノメに摩擦をかけない
☐小指を浮かさない
☐つま先の向きは末広がり(逆ハの字)
☐趾の強化(足でゲンコツをつくる)
足関節背屈の強化
☐左右どちらかに偏らない

・膝関節の遊び

☐膝を内に入れて力をかけない
☐膝を伸ばしすぎない(×膝過伸展)
☐大腿四頭筋を鍛えすぎない
ハムストリングスの強化

・股関節

☐股関節を持続的に圧迫しない(骨盤をおこす

・立位

☐「フラット接地」「膝関節の遊び」「股関節」を確認する
☐足と足の間隔は「股関節(骨盤)幅」を保つ
☐お皿(膝蓋骨)とつま先の向きをそろえる

・歩行

☐「フラット接地」「膝関節の遊び」「股関節」を確認する
☐足と足の間隔は「股関節(骨盤)幅」を保つ
☐大きく手を振ったり大股にしない
☐左右どちらかに偏らない
☐お皿(膝蓋骨)とつま先の向きをそろえる
☐ゆっくり歩く

・走行

☐「フラット接地」「膝関節の遊び」「股関節」を確認する
☐足と足の間隔は「股関節(骨盤)幅」を保つ
☐左右どちらかに偏らない
☐お皿(膝蓋骨)とつま先の向きをそろえる
☐蹴らない

・座位

☐股関節を持続的に圧迫しない(骨盤をおこす)
☐膝を内に入れて力をかけない
☐土踏まずを踏んではいけない
☐お皿(膝蓋骨)とつま先の向きをそろえる
☐左右どちらかに偏らない

・洗面

☐足と足の間隔は「股関節(骨盤)幅」を保つ
☐股関節から前傾する
☐「フラット接地」「膝関節の遊び」「股関節」を確認する

・食事

☐股関節を持続的に圧迫しない(骨盤をおこす)
☐よく噛む
☐お茶碗をもつ

・テレビ

☐股関節を持続的に圧迫しない(骨盤をおこす)

・読書

☐股関節を持続的に圧迫しない(骨盤をおこす)
☐首のしわをのばす

・寝る

☐就寝の3時間前までに食事をすます

・生活リズム

☐規則正しく

・スポーツ動作

☐限定したスポーツ動作での痛みについてはご相談ください

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2009年6月16日 (火)

頸体角と前捻角

20090615180422

頸体角と前捻角をご存知でしょうか。

これらは大腿骨頸の角度で、これらの角度と骨盤角度により股関節動作の精度が決まります。

◆ご自身の頸体角と前捻角は何度でしょうか?

頸体角:大腿骨頸と大腿骨体のなす角度は頸ー骨幹角ともいわれるが、頸体角(傾斜角)という方が正しい。この角度は新生児では約150度であるが、3歳児では145度に減少する。成人ではこの角度は126度から128度の間にあり、老人では最終的に120度となる。
前捻角(ネジレ角):頸を通る直線と内側・外側両顆を通過する直線を設定し(大腿骨を上から見ると)、これら両直線は互いに交わり、ここにある角度が生じる。この角度はヨーロッパ人の平均では約12度である。この角度は4度から20度までの変動幅を示す。ネジレ角は骨盤傾斜と関連しているが、この角度によってはじめて股関節における大腿骨頭の屈曲運動から回旋運動への変換が可能となるのである。(解剖学アトラスⅠ 越智淳三訳)

◆頸体角と前捻角の関係は

頸体角が減少しすぎると前捻角の大小に関係なく股関節動作を制限する。大腿骨頸は捻れているのが自然であり、子供のように前捻角が大きくても頸体角も相応に大きければ股関節動作の精度はいい。

◆骨盤角度ー頸体角ー前捻角の関係は

変形性股関節症の場合、骨盤角度(骨盤後傾₋40度~₋90度)-頸体角(減少)-前捻角(幅がある)である。
日本人スポーツ選手股関節痛の場合、骨盤角度(骨盤後傾)-頸体角(減少)-前捻角(幅がある)である。

海外のスポーツ選手と日本のスポーツ選手の骨格(骨盤角度ー頸体角ー前捻角)の違いについてよく質問がある。私の考えでは日本人選手に比べ海外の選手は骨盤角度(骨盤立位±0)で頸体角の減少は少ない。

◆頸体角を減少させない

長期の動作習慣(動作癖)により大腿骨の頸体角と前捻角が作られる。つまり、大腿骨の形は自分の動作習慣(動作癖)を現しているのである。頸体角の減少原因は骨盤角度が大きく関与している。特に日本人は骨盤を後傾させる習慣により股関節(大腿骨頸)を常に圧迫している人が多い。股関節動作を制限しないよう頸体角を減少させない動作改善が必要である。

◆動作改善

  • 「土踏まず」に体重をかけない。
    「MP関節」に乗る「フラット接地」をこころがける。
    *拇指球に偏らず小趾球まで均等に。
    *足関節を外反させないこと。
    *長短腓骨筋・長趾伸筋・長母趾伸筋に偏らない(前脛骨筋)。
    *足趾・足底筋の収縮(特に小指)。
  • 足関節背屈動作および足関節伸展動作を行い併用しない。
    *内外反なく背屈する。
    *外反は小指屈曲で押さえ込む。
    *前脛骨筋による背屈(長短腓骨筋・長趾伸筋・長母趾伸筋ではない)。
  • 膝関節に遊びをもたせる。
    *膝関節完全伸展・過伸展で膝関節をロックしない。
    *膝窩筋を持続的に収縮させない。
    *大腿四頭筋を持続的に伸張収縮させない。
    *ハムストリングスを伸張させる。
  • 骨盤をおこす
    *以下、省略・・

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2009年6月 9日 (火)

股関節痛のチェックポイント

私の治療をうけにいらっしゃるいる患者様には股関節痛で変形性股関節症と診断された方やスポーツで股関節を痛めた方が多くみえます。
皆さん股関節痛に効果のある良い治療方法や療法を探してみえますが、なかなか思うような効果が得られずに悩んでいる方が多いようです。
私が思うに全国には素晴らしい先生がたくさんおみえになりますから治療方法や療法は間違いないでしょう。
しかし、何年も股関節痛が治らない方たちに日常生活で気をつけていることをお聞きすると特に気をつけることもなく日常生活動作改善が行われていないようです。

日常生活動作改善というのは股関節痛を起こす動作癖を治すことです。
日常生活動作改善が行われていなければ、せっかく素晴らしい先生方に治療をしていただいても股関節痛を起こす動作癖を治さなければ痛みの繰り返しになってしまいます。

もし、股関節痛が治らなくて悩んでいたら日常生活動作を見直してみてはいかがでしょうか?

日常生活動作のチェックポイント

1、土踏まず接地

外反母趾、偏平足があり土踏まずに体重をかける癖があると足関節を外反させ膝が内側に入ります。このような力のかけ方は大腿神経経路の筋肉を収縮させ股関節の動きを制限して痛みの原因になります。「土踏まず」とは名前のとうり踏んではいけません。フラット接地を心がけましょう。

2、膝関節ロック(伸展・過伸展)

立位時や歩行時に膝関節を伸ばしすぎ(膝関節伸展)ていると持続的な大腿四頭筋収縮により股関節の動きを制限して痛みの原因になります。関節運動にはある程度関節のゆとりが必要なのです。

3、骨盤後傾

骨盤後傾は股関節(ヒップ・ジョイント)を圧迫し股関節の動きを制限して痛みの原因になります。骨盤をおこしましょう。

4、腹圧不足

お腹をへこませたり縮ませる癖がついていると持続的な腸腰筋(大腰筋)収縮により股関節の動きを制限して痛みの原因になります。お腹を膨らませましょう。

他にも日常生活動作改善にはいくつかのポイントがありますが、まず4項目チェックしてみてはいかがでしょうか?

きっと、出口が見つかるはずです。^^

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