カテゴリー「骨盤おこし」の74件の記事

2010年3月10日 (水)

「人間の体は機械ではない」

リンシ君のレポートです。確かリンシ君とはじめてあったのは第1回目の東京セミナーだったと思う。第一印象は玉乗り(バスケットボール)の青年。それから2年のお付き合い。先日、セミナーの合間に個人指導(えにし施術)を受け、居酒屋ではいろいろ語り合った。

早いもので二月の最終土曜日にセミナーに参加、えにし先生の個人指導をうけてから10日ばかりになる。体験レポートを書こうと思ったが、もう既に私の仲間が何人か立派なレポートを出しているのである。屋上屋を架してもしかたがない。そこでこのレポートはセミナーを通じて私が何に気づいたかのまとめにしたい。

技能的な小ネタ(小とはいえ、大きな違いを生む)からいこう。
重心を体の外に出すと、動きやすくなる。
立っているときに内股を緊張させないためには外股を使う。思っている以上に脚を開かなければならない。
目を上にあげると良い姿勢が維持しやすい。
足は、土踏まず以外の全体に体重をかける。
力は本当に抜かなければならない。良い姿勢を維持するために必要な力だと思っても抜いてみることだ。
私の体の使い方では、左半身が緊張しすぎてい、使えていない。
痛いところ、固いところは擦るべし。
純米酒は飲んで<も>いい。

これらが目下私が意識していることである。今さらなにを言っているのかというような基本的なことがやっと分かったり、新しい意味で理解されたりしている。これらの課題と取り組みながら見えてきた別の課題もあるのだが、いまはちょっと思い出せない。それだけではなく、無理に言語化したら半可通のまま成長の機会を素通りしてしまうような気もする。あらたな課題についてこの場で報告できるとしたら、それは、課題についてある程度進歩してからだろう。

さて今回のセミナーは、システマ講座と合同で打ち上げをしたので、骨盤おこしセミナー終了から居酒屋に着く9時ごろまで、じっくりとえにし先生とお話できた。食べ物のこととか金メダルをとったキム・ヨナ選手の演技のこととか。そこで聞いたこと。効いたことといっても良いだろう。

「人間の体は機械ではない」
骨盤おこしでは力任せに筋肉を伸ばしてはいけないというが、せめて長座して坐骨結節を踏まないようになるまではグイグイとストレッチをやって、適当なポジションが取れるようになったら関節運動を始めようなんて安易なことを考えていたので、こう指摘されてしまった。素人の浅はかな考えだと一蹴された。こういわれたことが人間の体は何だと思うきっかけとなった。「目を上にあげると良い姿勢が維持しやすい」とか「塩を舐めるとあっという間につりがとれる」のような現象からは、体の部位が情報によって影響しあっている実態が見える。普段悪い姿勢によって体のある部分を酷使していると、不思議とその部位が無感覚になる。そこにかかる衝撃や痛みを感じないようになってくる。また、姿勢を改善してその部位を酷使しないようにすると、積もり積もった痛みが押し寄せてきて、その部位に「普段酷使しているからお前に言い分があるんだ」と叱責を受けたことが私にはある。別に頭の中に声が聞こえたわけではないけれど、匿名の筋肉を翻訳するとこうなる。正確な引用はできないが古くは『オデュッセイアー』にも主人公オデュッセウスが「怒りにはやる心臓よ、今は待て。時ではない」のような語りかけをしている。人間の体はオーケストラのように個々の意志をもつ構成員を有機的にまとめ上げているのだ。よく組織された体においては、頭脳の役割は、優秀な楽団における指揮者と同じぐらい少ないかもしれない。頭脳は何よりも体を感じなければならない。かと言っていわゆる頭が悪い状態が好ましいとは思えない。上のオデュッセウスは、弓の達人であっただけではなく「抜け目のない」と形容される知謀の人でもあった(と伝承されている)。

「仲間」
私のレポートを読んでくれているひとは仲間の田島さんや方条さんが股割りで急激に進歩したことを知っておられよう。きっかけは半身動作研究会の稽古で、ある日方条さんが今まで一度も見せたことのない股割りを披露し、「股割りができないのは自分で筋肉を固めているからだ。緩めればできるはず」と、気づいたらできるようになったと教えてくれたことだった。田島さんはそれを見て思うところがあったらしく、この骨盤おこしセミナーで進歩した股割りを披露した。同じような課題をもつ仲間がそばにいて、刺激を与え合うと成長がはやいという、というのがえにし先生の評。実はわたしが「言い分がある」と筋肉に叱責されたのも方条さんの進歩を聞いたからだ。切磋琢磨、良いライバル関係など紋切り型の表現はよく聞くが、これほど顕著な形で経験し、目にしたのは初めてだ。文言にこだわれば、方条さんはえにし先生がずっと伝えてきたのと同じことを言っている。違いはただ、言葉にどれほど感応してそこから情報を体の中に摂取できたかどうかということだ。

このような体験や印象を重ねると、人間の体の内と外は「仲間」とか「感応」というキーワードで整理できるような気がする。情報は不可欠だが情感が抜け落ちていると、精密機械にはなれても達人にはなれないのではないか。すぐにでも達人になれるような口ぶりだが、達人になれない道は採らないというだけのことだ。

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2010年3月 8日 (月)

骨盤おこし9ヶ月@えにしセミナー

足半つくりの会岐阜支部太極拳主婦ハイジさんのレポートです。

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                             今日はえにし治療院でのセミナーです。
足半屋の日も雨だった。晴れ女のうららさんと行く時は晴れ
今回は急にうららさんが行けなくなってやはり雨が・・
雨女です涙
そんなこと考えながら津島に向かいました。

股関節で動く事、股関節から曲げる事を意識しはじめてから
9ヶ月になりました。

もっと以前から意識はしていたのですが、股関節の位置を間違えて
いました。セミナーに初参加の方も違った位置を指さしてみえました。

いつも見ている骨盤の写真で骨盤後傾、立位の説明を受けます。
坐骨結節(お尻のぐりぐり)を後ろに後ろにと思いながら座ったり
開脚をしているのでこれはよくわかるようになっています。

股割をみてもらいました。前回は開脚して足首を伸ばし小指側を
床に付けることができなかったのですがそこはなんとかクリアー。
で骨盤がおきて、お腹が床に付くそこまでクリアー?(してないかな?)
この状態は股関節が動きやすいようになってるはず・・。
だけどここから動かない? なぜ??

やっと判りました!。
大腿四頭筋に力が入ってブレーキをかけて
いました。何度も聞いていたし、ブログにもかいてありましたが
こういうことなんだと納得です。

ブレーキを外すには前面の力を抜いてハムストリングスに
テンションを!



衝撃的な言葉exclamation ×2を聞きました。

このインパクトが強すぎて、ほかに聞いた立位体前屈、足指、立ち方、腰掛け方などなど忘れてしまうくらい・・。
 
『股割とは恥骨を割る。』
ひえっ~~~出産のようなものらしい。痛そう~~

男性にはわからないよね~という声もありましたが・・
ということは出産経験のある女性に有利か???


あっという間の三時間。


お茶会ではマラドーナの胸はすごい、ギターを弾きながら歌う時の
歌手の姿勢の悪さ、バランスボールの先生のレッスンのこと、とっても
興味深いお話を聞かせてもらいました。

楽しくて有意義な一日をありがとうございました。

写真左  骨盤おこし式立位体屈
  中  真っすぐに座る
  右  腹圧をかける練習

  こつこつ骨盤おこしです。

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2010年3月 6日 (土)

立位体前屈の重心移動

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立位体前屈はセミナーや講座などで股関節の屈曲運動の方法として紹介させていただいている。一般的な立位体前屈の運動方法には誤解がある。誤解とは膝の裏を伸ばすこと、お尻を引くこと、腰から曲げることだ。この要素を複合させ可動域をつくっている。

立位体前屈の運動方法は股関節から上体を屈曲する。正式には股関節から携帯電話を折りたたむように屈曲するとてもシンプルな運動である。運動を複雑にしてしまう理由としては「重心位置」を考えないことにある。運動とは重心が移動すること。立位体前屈の場合も重心が前方に移動する運動である。重心を後に残したまま運動すると股関節を制限し、いろいろな要素を複合させて可動域をつくるしかない。このような運動方法は身体を壊してしまうので気をつけたい。

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2010年2月17日 (水)

【稽古】足指

中島先生のレポートです。

足指をしっかり握れることは重要である。
からだを支えること全般に関わることだからである。

武術・武道の流儀によっては足指を浮かせるものもあるようだが、それでも「握れる足指を浮かす」から効果があるのではないかと思う。

骨盤おこしでおなじみの構造動作トレーニングの教えでは、関節は曲がる方に使うのが基本である。
足指もまずはしっかりと曲がる方に曲げられることが大切である。

なぜこのようなことを言うかというと、わたしも含めて、しっかり握ることができない人が存外多いからである。
これは握り込んだ足指の一本を、手の指で開こうとしても動かないほどに握れるということである。
しかしそれ以前に小指などが浮いてしまって握れない、握るとすぐ指がつってしまう。あるいはそもそも握れないという人もいる。
これでは満足に立つこともかなわない。

●足指をどう握るか
足の指を握るというと、つい指を握ってしまう場合が多いだろう。
これは手の場合で言うと、手のひらをそのままに指のみニギニギしている状態である。
手の指を握り込んでみると、指といっしょに手のひらも折れて指の頭が手のひらに付く。
足の指も同様で、足裏も折り畳んでいくように足指を握るのである。
足は手と違ってあまり動かないのでわかりにくいが、足指の頭とかかとを付けていくつもりで、足裏と指で止まり木を握るように足指を握る。
構造動作トレーニングの中村考宏先生は「足の裏に力こぶを作る」という表現をしている。力こぶはできないが、そういうつもりで足裏全体で握るのである。

蹄トレーニングで苦戦する人も、足裏をこのように使って趾ブロックをつまみにいくと、しっかりつまめるようになる。
足裏を使えば指先も大きな力が出るのである。

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2010年2月 3日 (水)

懐石料理「洲石(しゅうせき)」

すっかりアップが遅くなってしまった。^^;;;

先週、朝カル終了後に懐石料理「洲石(しゅうせき)」さんでお食事会。
(名古屋市中区栄3丁目12-14  プリンセス遠山2F)
このお店の娘さんが私の講座に参加くださっているご縁でお世話になりました。
クラッシックバレエを指導してみえ、熱心に身体の研究中。
頑固なまでに天然にこだわるお父さんとお母さんできりもりされているこだわりのお店。

1 一品目

2 二品目

3 三品目 

4 四品目 

5 五品目 

6 六品目 

7 七品目 

Kaiseki うんちくが書けず申し訳ありません。^^;;;上品な味、素敵な器、おいしかったです。是非、お店に足を運んでみてください。

ありがとうございました。^^

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2009年12月 8日 (火)

股割り4級!@半身動作研究会

田嶋さんのレポートです。

ほぼ骨盤おこしトレーニングだった半身動作研究会@明石町の話。
『牧神の蹄』。
これは股関節トレーニングの最新グッズで、足指のトレーニングに使うもの。
中島先生が作成したゴム製のものは簡単に掴めたので今回もいけるかなぁと思いながらやってみると、、、

右足では摘めたが、左足が全然掴めない。
木製のせいか、やればやるほど触り心地がどんどんサラサラになっていって、
掴もうとするとスルリと滑ってしまう。
「足裏の垂直離陸」ならぬ「足裏の水分不足」を強く感じたが同じ条件で掴める人がいるのは事実。
それにしても自分の足指は左右とも握れるようになっていると思っていたが、
『牧神の蹄』になると左が全く掴めないほど弱々だったとはプチショックだ。


掴めそうでつかめないもどかしさも手伝って、ついつい時間を忘れてはまってしまうこのトレーニング。
はまり具合が良い感じです。
しかし全然掴めないのも悔しいので、股関節の働きをUPさせる工夫で少しはマシにならないかといくつか試してみた。
1つは手の小指側を強く握り込むこと。
以前えにしさんから手の小指は股関節の働きと連動すると聞いていたものだ。
すると”ほんのり”足指の握りにも変化が!
(これで効果があるなら、、、)
と2つめに思いついたのが『股割り』。
これが驚くほどの劇的変化!!!
さすが”キングオブ骨盤おこし”(by中島章夫)と言われるだけのことはある。

股割り後に試してみると、なんと左足で苦もなく掴めてしまったではないか!
掴めるだけじゃなくて2つの蹄の積み卸しも楽々出来るようになった!
小指がきくと股関節の働きが増すのと同様に、股関節の働きが増すと小指がきいてくるのか。
それにしてもここまで変わってくるとは!!!
この日は骨盤おこし勉強会ではなかったけれど、これは興奮ものの発見だ。


さてこの発見に気をよくして講座後に試してみたのが股割り検定(仮称&非公認)。
『股割り』をたくさん重ねた座布団の上でやることで、
開始時点での骨盤を起きやすくして、あこがれのロールオーバーを疑似体験するというもの。
勝手に呼んでいるだけだけれど座布団10枚が10級で、
一枚少なくなるごとに9級、8級と進んでいく。
座布団の厚みにより簡単に結果が変わってしまういい加減なものでもある(笑)
ちなみに以前(第15回骨盤おこしセミナー)試したときは5級であった。
4級にも挑戦してみたけど、座った瞬間出来ないのがわかるほどであった。
今回は約2ヶ月ぶり2回目の挑戦になる。
久しぶりなのでびびって7級から。しかしこれは楽々クリア!
続いて自己ベストの5級。
クリア!!しかも以前ほど辛くない。
さて、出来れば自己ベスト更新の4級。
かなり限界近い感じで、プルプルしながらもこれもクリアー!!
新記録達成!


3級には挑戦する気にならなかったけど、着実に成果が現れているのは嬉しいこと!
めざすは0枚!!
えにしさんの0枚動画
http://www.youtube.com/watch?v=jFyaNCkXSP0


さて、稽古の話。
この日の稽古は関節をゆるめていつでも動く状態のまま相手に触れると、結果として自分ではなく相手が動き出すというもの。
相手が動き出すのを感じてついていくのだけれど、
なんか最近この辺の感覚がとっても鈍っているような気がする。
ついていけずに止まってしまうことがしばしば(ん?前からか??)。

このあたり、今月控えている皮膚の稽古の時に練り直せたらいいな。

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2009年9月29日 (火)

腰椎伸展と骨盤前傾

ポジションの見方は難しい。

腰椎伸展と骨盤前傾。

腰椎伸展とは腰で反ったポジション。
骨盤前傾とは股関節で屈曲したポジション。

この2つのポジションの見分けが難しいようです。

前者は腰や身体を壊しやすく運動効率が悪い。
後者は身体を壊しにくく運動効率が良い。

後者のポジションの方がいいですね。
方向性を間違えないでトレーニングに励みましょう!

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2009年9月19日 (土)

「骨盤おこし」ゆっくり走りと胸

半身動作研究会中島章夫先生のレポートです。

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●骨盤おこし式ゆっくり走り
股関節からの上体の屈曲が大事であることの本質は、もちろん骨盤の前傾にある。
それは十分承知しているつもりだったが、骨盤がおきたポジションを確認したときの上体の傾き(もちろん個人差がある)を考えれば、ゆっくり走り時に上体がかなり前傾した走りになる人が多くても当然であった。
わたしを含めて多くの人が骨盤を後傾したフォームで走っているということだ。

股関節から上体を前傾させた(本当は骨盤を前傾させた)フォームは、一見へっぴり腰のようだ。
何人ものへっぴり腰の人を、「いいですねえ」とえにし先生が誉めるのを聞いた。
このフォームは股関節から「く」の字ということである。へっぴり腰ではないのであった。
この姿勢で膝を深く折り畳んでみると、武術研究家の甲野善紀先生が、技に入るときによくする姿勢である。剣術の下段構え以外で、はじめからこの姿勢になることは希だが、動きの中ではよく現れる。
いわゆる腰を落とした姿勢だが、甲野先生のは足幅が腰幅ほどで狭いので、腰掛けるような姿勢になる。

それでもこの姿勢で走っているのは妙なものだ。これは骨盤おこしセミナーで最初に骨盤がおきたポジションを指導されたとき、ほとんどのひとが深いお辞儀になってしまうのと同様の「妙」さである。
これは「胸割り」によって胸が上がってくることで、直立する方向になるのだが、この「胸が上がってくる」というのがわかりにくいようだ。

そこでおなじみの動画を見ていただきたい。

ここで注目するのは、えにし先生の胸の向きである。股割りをして腹が完全に床についているのに、胸と顔が前を向いている。つまり腰椎が反っているのではなく、胸椎が反っている(実際には胸椎の湾曲がなだらかになっている)わけだ。
このように胸が割れてくれば、「く」の字の股関節でも上体が起立してくるということである。
これが「胸割り運動」の目的なのだ。

しかし、これってハイハイする赤ちゃんの胸だなあ。誰でもみんなこういう柔らかい胸をしていたはずってことだね。

【写真】よそ様のお子様たち。
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2009年9月 8日 (火)

えにし@足半(あしなか)コレクション

えにし治療院特製の足半(あしなか)コレクション!

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「骨盤おこし」足指を握る

半身動作研究会主宰中島章夫先生のレポートです。

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骨盤おこしセミナーは「立位体前屈」や「股割り」、「ゆっくり走り」など、毎回テーマになるトレーニング素材がある。
これらは特にテーマとして掲げられるわけではないが、なんとなく焦点となるのである。

8月22日、23日に開催された「第13回骨盤おこしセミナー」では、「足指を握る」がそうだった。
足指を握ることが重要なことは、以前から言われていたし、日記に書いたこともある。
ただ今回はえにし先生がいくつか布の「足半(あしなか)」を作ってきたために、よりクローズアップされたのだろう。

●えにし特製「足半(あしなか)」
足半はぞうりと違って足指が外に飛び出しているので、縁を足指で握ることができる。
もちろん握らないでつっかけて履くこともできるわけだが、元々地面をしっかり掴むためにそうなっているので、足指先を鍛えるにはもってこいなのだ。
しかもワラジと違って半分の大きさしかないので、かかとを地面につけていたとしても、足指の付け根に体重がかかりやすい利点がある。

えにし先生の作った足半は、わたしが持っているものより厚みがある。それは芯に使っているのが、PPヒモではなく洗濯ロープのような太めのものだからだ。
厚みがあると、縁をしっかり握れる。また自分の足指にあわせて縁の部分の幅を調整できるのは手作りゆえである。

大きさが小振りなのも特徴だ。一般的なものよりふた回りは小さい。これはMP関節に体重が乗る感覚を得やすくするためだろう。
この足半は人に肉球を作るものなのであった。この足半を肉球とするのではない。指の付け根に肉球感覚を養うための道具なのである。えにし先生いわく「肉球養成グッズ」。

●足指の握り
足半は足指を握る感覚を得るにはよい履き物である。
鉛筆や太いヒモなどを握ることも良いトレーニングだが、足半は生活の中で、家で履いてさえいればいつでも足指を握っていることになる。
足半はかかとがないが、かかとを浮かせてはく必要はない。かかとを床に着けていても、足指を握ると重心が前にかかるのがわかる。
これは素足で足指を握っても同様で、それだけで重心がMP関節側に乗ってくる。
ただこれらは骨盤が後傾しすぎているとわからないかもしれない。

「骨盤おこし」、「胸割」、「腕のポジション」、「脚のポジション」、「足指を握る」など、学んで行く順番はあるのだと思うが、あくまで学ぶのに順番があるだけであって、実はまるごとひとつの全体であることの側面に焦点を当てているということであろう。
だから「骨盤をおこすこと」と「足指を握ること」は切っても切れない関連があるわけだが、学ぶ側からするとなかなか「まるごと」というわけにはいかないかもしれない。
それは認識の特徴であるわけだが、そうなるとやはり最初に学ぶべきは、「骨盤をおこすこと」になるだろう。

確かにそうなのであるが、わたしは今回のセミナーを経て「足指の握り」があってはじめて「骨盤おこし」の端緒に付いたのだと思うに至ったのだった。

てなわけで、その理由は次回。

【写真】左:えにし先生からいただいた足半。
      鼻緒が「One piece」キャラなのがわかるかな~。
    右:こんな大きさ。縁を指で握りやすくなっている。幅が狭い。
半身動作研究会の「技アリブログ」
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