【骨盤おこし】趾(あしゆび)基本トレーニング
中島章夫先生のレポートです。
最近はどの講座、稽古会でもまず趾(あしゆび)トレーニングブロックでの稽古からはじめる。
木製の「牧神の蹄」と、手作りゴム製のブロックを使う。
使い方はどちらも一緒だが、ゴム製だと両足で乗って歩く「蹄トレーニング」ができない。できないことはないが、しばらく乗っていると貼り合わせたところがはがれてしまう。
ゴム製は趾への引っかかりもいいし、重さもあるのでやりやすいようだ。木製は滑るし軽くて動いてしまうし、難しい。
しかしやってみるとわかるが、微妙な調整が必要なだけに木製の「牧神の蹄」の方が断然おもしろい。
●「蹄」の基本トレーニング
いま講座で紹介しているのは、前回の骨盤おこしセミナーでえにし先生に教わった基本トレーニングである。
まず壁や机などの前に立ち、両手をついて手に体重をかける。つまり壁や机に手をついて寄りかかるわけだ。
趾トレブロックを左足の前に置く。
右足でブロックをつまみにいき、右足前に運ぶ。
次にそれを左足でつまみにいき、左前に運ぶ。これを繰り返す。
ただ立ってこれを行うと、片足で立つことに労力を奪われてしまう人も多いし、かかとに重心が乗って後傾してしまったりする。そのために両手をついて寄りかかるのである。
趾トレブロックを複数置いて行ったり、積み重ねたブロックを運んで、反対側に積み上げるというバリエーションもある。
●「つまむ」と「つかむ」
この基本トレーニングをやる以前の課題が、ブロックをどうつまむか、ということである。
予備知識なく足の指でブロックをつまみ上げてと言われると、10人が10人掴んでしまう。わたしもそうだった。
「掴む」というのは「握る」と言ってもいいが、ブロックの縁を足の指で握ってしまう。
握ってブロックを持ち上げられる人もいるが、握れない人も多い。
「それは掴んでいるでしょう。摘(つま)むんですよ」と言われると、親指と人差し指でブロックの縁を挟む人もいる。
「手で摘む」ことを考えるとそう思っても不思議ではない。この場合の「摘む」は足の小指、薬指、中指をブロックの縁に引っかけ、親指と人差し指は添えるだけ(あるいは使わない)でブロックをいわば「つり上げる」ことを指す。
このように動作についてのことばでの説明には、使う人の思い(思い込み?)が多分にある。「牧神の蹄」の販売を、えにし先生かその他の骨盤おこしトレーナーによる対面販売に限っているのはそのためである。
趾トレーニングは、趾を使えるようにすること、小指と股関節をきちんとつなげていくことにあるので、ただ「掴む」練習を重ねても骨盤おこし的にはあまり意味がないわけだし。
この趾トレーニングが股関節のトレーニングに直結することについては、これからどんどん成果が表れてくることと思う。
◆
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